2014年11月27日 早稲田サロン11月例会を開催
11月度早稲田サロンを11/27に13名の参加者で実施しました。
早稲田大-明治大の対戦を場所の変更となった秩父宮ラグビー場で来る12月7日に観戦予定、また恒例の箱根駅伝については来る1月2日に藤沢稲門会のご厚意で藤沢橋際で往路3区を応援します。そして選手通過後は地元の逗子に戻ってからTV観戦によって往路の勝敗を見届ける予定です。
サロンでの予備知識を持って実際の観戦をする参加者も多くより一層興味が湧くかと思います。今回は嘗ての名選手、庄司和義さんに大学ラグビーについて、また来春の箱根駅伝に関しては区間記録を出された経験もある中山昴さんに解説を頂きました。
先日のラグビー早慶戦では引き分けとなったが観戦恒例の対明治大学ではどうか関心のあるところです。世評では早大の戦力は以前に比べてかなり低下している。確かに新人学生の実力はトップ級が少なく、入部後の伸びもいま少しとのこと。当日の善戦を期待したいものです。
箱根駅伝のほうは従来強豪が駒大、東洋大、早大と言われていたが今や前2校との差が開き始めており、明治大や青山学院大の実力が伸長著しい。この際選手層が薄くなっている早大はいっそのこと主力選手を往路に集中してはどうかとの意見もありました。
2014年10月23日 早稲田サロン10月例会を開催
10月度早稲田サロンは10/23夜に新宿会館で参加者11名を得て開催されました。今回の担当は矢田健一さんに講師役をお願いし、今までのSTAP細胞問題の本質について解説を頂きました。
専門分野は異なるものの、学位を持つ人の指摘には問題の複雑さの訳が多少なりとも我々には説得力があると受け止められました。
学位論文とそれに続く世界の学会誌に発表し、内容不備を多々指摘されたため論文の取り下げに至り再試験中ですが、是非とも本質の端緒となる細胞の再現から成功願いたいものです。ご関係者の協力を得て、社会に貢献できるよう導いていただきたいものです。
限られた期限内にどこまで実現できるか関心のあるところですが、主要メディアでの評論や匿名のネット上でのご意見指摘など多く、一般の工業製品の先行公開と特許取得とはかなり次元が異なる難問であるとの感がしました。
2014年9月25日 早稲田サロン9月例会を開催
9月度早稲田サロンを9/25に12名の参加者を得て実施しました。
政府関係業務で海外勤務の長かった船木邦康さんが、最近は原発廃炉の支援業務をし始めたことから、既にネットで公開されている処理スケジュール方針や問題点の明確化などの中間報告書に基づき、廃炉・汚染水対策の実状概要について解説頂きました。
書物やテレビで解説は見聞きしているとはいえ今回参照した資料は、専門家がまとめた普段は我々がネットの該当ページを開くこともない福島原発事故後の処理の中間報告で、A3版゜10頁にも及ぶ詳細なカラー図解付きの現状報告書です。
当日はオーバーヘッドプロジェクター写真と解説図を見ながらのお話に、如何に困難な問題なのか、そして諸外国関係機関から注目され且つ政府支援のプロポーザルを受けながら我が国の関係者が苦慮して対処している点にも理解が深まりました。
廃炉課題の多方面処理と見直しをしながら改善している実態と、何十年にも及ぶ実現性可否の見通しの困難さが分かってきた感があります。
ご参考までに現場で試行したがうまく行かずに放置した除染作業ロボットの写真や、先行して処理作業を進めている4号機の使用済み燃料プールからの燃料取出し風景、多核種除去設備システムの解説図などを提示します。
2014年8月28日 早稲田サロン8月例会を開催
8月28日に早稲田サロンを15名の参加者を得て開催しました。
中野国際寮説明と周辺2大学の概要紹介、Waseda Vision 150の概略理解で、作成メモと投影写真を使って高梨が担当しました。
今春に代議員に公開されたJR中野駅北口の再開発完了の最後となった早稲田国際コミュニケーションプラザ全景と中にある早稲田国際学生寮の見学時情報や周辺手前に昨年開校した明治大学の新学部群の14階建物、帝京平成大学の大型新校舎、ビール会社本社など大規模開発結果の写真を使いました。
グローバル対応の学生寮は定員872名の10階分を占め、留学生と国内学生の各2名の計4人が1ユニット、各人は冷蔵庫と加熱器具等がある個室に住み、4人共用の洗面・トイレ・シャワー、応接室で構成された区画室である。
建設には国内外の稲門会寄付金が多く使われ、200数十のユニット室は、世界の各稲門会の顕彰名が付いてします。建物内共用部には大型ホール複数、運動室、100人規模で調理できるキッチン兼懇親食事室、和洋折衷の懇談室や防音ピアノ室まである至れり尽くせりのプラザビル内風景には皆さん驚きました。
一方、Waseda Vision 150 の理解には、ネットにある鎌田総長のご挨拶と当計画の全体像を説明する一覧解説図を使いました。
今生まれた人が入学する2032年まで運用と改善が続き、やがて早稲田かアジアのリーディング大学となる目標があります。
2014年7月24日 早稲田サロン7月例会を開催
7月度早稲田サロンを24日に20名の出席者を得て開催しました。逗子の新宿会館2階の一室は超満員の中、今回は山本陽張さんに講師役をお願いし国内および世界の電力需給情勢および石油連盟が毎年まとめる世界の石油の消費と供給動向など、詳細な話を簡易に解説頂き、皆さんで話を発展させました。
題して「数字で見る日本のエネルギーの現況」として世界各国の実情と対比して2年前の各種データの意味を解説頂いた。
我が国の一次エネルギーの自給率は6%、世界で33位 (1年半前当時の残存原発の分0.6%を引くと5.4%と更に低い) の実態を知ると愕然とします。イギリスやフランスのエネルギー自給率はは50〜60%とかなり高い。
日本国内産の天然ガスと石油の合計は0.8%、これに自然エネルギーに属する水力1.5%の合計が2.3%であり、残るは話題の太陽光や風力利用の再生可能エネルギーによる発電自給率3.1%を如何にして倍増、3倍増させるかが当面の大きな課題である。(各エネルギー統計は石油換算データです。)
今もって世界全体の一次エネルギーの消費量の供給源は石油・石炭・天然ガスで87%、続いて水力と原発合わせて11%、従って再生可能エネルギーは2%と低迷している実態があります。
2014年4月24日 早稲田サロン4月例会を開催
4月度早稲田サロンが開催されました。今回は加藤素夫さんにお願いし、「東京カジノ」のメリット、デメリットのタイトルで16名で談義を行い2時間半はあっと言う間に過ぎました。
2010年鳩山内閣当時以来、有志議員百数十名と前都知事等が前向きで、国際観光産業振興の中でカジノの経済効果は大きいと見積もられ、実現に要する法改正案も今や現実味を帯びて来た感があります。
国家戦略特別区域の目玉、首都圏特区ではカジノ関係はお台場の青梅地区内の建設構想から始まっていて、すでに複数の民間企業連合から都に提出され始めているようです。
2014年3月27日 早稲田サロン3月例会を開催
3月度早稲田サロンが開催。
今回は従来ロボット研究で周知の藤江正克さんに「最近の早稲田の教育、研究の一端」のタイトルで講演頂いた。
日本が国際競争力の連続的な低下傾向に歯止めがかからなくなってから20年余。国を挙げての取り組みの中でも文科省推進のグローバルCOE育成は益々重点大学指向が強化されてきた。(COE;Center of Excellence)
国立大学を含めた選抜9大学の一校に選ばれている現状から私達卒業生も科学技術立国および国際業務に精通せざるを得ない後輩達の背景を理解してゆく必要があるようです。この背景から早大の早稲田ビジョン150も分かり易い。
2014年2月27日 早稲田サロン2月例会を開催
2月は蓬田俊雄さんが担当。嘗ての自動車会社での海外勤務経験から、興味が薄かった外国人とのコミュニケーションに必要な英語の見直し考えて「英語教育四方山話し」のタイトルでお話しされ、出席者全員が意見を大いに述べ愉快なひと時を過ごしました。
英語学習の目的には、実用目的すなわち英語社会の日常で生き抜く実力と学校で学ぶ教養目的が考えられる。重要な厳しい仕事では学校の英語も極めて大切なので使用目的で使い分ける必要がある。
近時小学生に始められた英会話も、なかなかネイティブ教師が得られず苦労されているので、聞き取る努力を中心に無理な教科としない方が良い
との意見がありました。
2013年11月28日 早稲田サロン11月例会を開催
来週と年始に夫々ラグビーと箱根駅伝の試合を観戦する予定なので、今回のサロンは元ラガーである庄司和義さんおよび嘗ての駅伝の名手であった中山昴さんに早稲田のチーム現状と強豪チームの中にあって我が校は如何に戦えるかを伺いました。11/28木に参加者14名にて。
12月1日には国立競技場更新前の最後の戦いを、早大と明大試合で観戦します。必勝祈願であとは気力で選手も観客も臨みます。
正月早々の1月2日には第90回箱根駅伝大会の往路戦第三区を稲門藤沢地域の応援拠点である旧国道1号線藤沢橋そばの広いバス整備工場敷地で他地域の稲門会の皆様と共に応援する予定です。
早稲田の駅伝チームも必勝を願いつつ、選手層と戦力低下気味を言われる昨今ですが、巧みな戦術をもつて23校中の五指には軽く入らねばとの思いで応援します。
ご希望者がいらっしゃいましたら応援参加頂きたく、逗葉稲門会の事務局長までご連絡ください。
午前11時頃に逗子へ戻ってからは居酒屋でTV応援をし、往路の優勝
まで見届けます。当日は店内で歌謡クラブの日としても楽しむ予です。
2013年10月24日 早稲田サロン10月例会を開催
恒例の第4木曜日、10月24日の夕刻5時半から逗子新宿会館で15名の出席者を得て開催した。
逗葉稲門会員には珍しく工学系ではなく理学系を卒業後博士課程まで早稲田大学で学び、更には研究員を勤めたり国の研究機関にも奉仕した後に、大手化学会社員になった学徒、五十嵐孝司さんに国家プロジェクト人生一途を語って頂いた。
長年通産省や最近では文科省から委託を受けた研究課題に関連する業務に携わって来られ、数々の学問的にも希少な成果を数年間かけて挙げられる繰り返しの研究生活で。民間会社員と国立大学を主とする教授を中心に集団作業で、真理の探究を重ねられてきた。
聞けば聞くほど難しく、最近の研究は生物・化学・医学・薬学・物理の境界領域を巧みに操作する模様が理解できた。これからの諸工業への応用や成果物、製品への期待は高まる一方である。これからは稲門会員の中から国際的な金字塔をうち建ててほしいものである。
2013年9月26日 早稲田サロン9月例会を開催
9月度早稲田サロンは恒例の新宿会館で16名の出席者を得て開催しました。本年春に逗子市と葉山町それぞれで地域独自に啓蒙配布された地震災害と対策を、今回担当の高梨滋雄リーダーが各市役所を回って入手した資料を中心に、さらに県庁HPから得た県下への地震情報のまとめ書などを全員に配り議論しました。併せて鎌倉市役所で入手した鎌倉市の津波ハザードマップも開示しました。1498年の明応型地震の際には大仏殿や長谷観音にまで津波が来たことから加えたものです。
逗子の資料を入手する際に逗葉稲門会会員の平井竜一さん(市長)にも伝言をして久しぶりに加わって頂き、背景にある防災対策試行実績の主催経験者ならでは知りえない実務上の問題点まで、話を聞かせてもらい議論は遅くまで多方面におよびました。
2013年7月25日 早稲田サロン7月例会を開催
7月度の早稲田サロンを7/25(木)に開催しました。
鉄鋼・造船・プラントの設計製造をする会社に入社以来、ゴミ処理プラントの設計と稼働処理に専念し、海外にも貢献した八木野敏明さんに講師をお願いした。
今回は参加者11名の半数以上が技術系出身者で、議論が続き時の経つのを忘れる充実ぶりであった。
ゴミ焼却プラントは近時、大型化と連続運転によりダイオキシン発生をほぼ解消できることが判明。各自治体ともに旧型の機械を止め、大規模で無休運転する新型に切り替え中である。市町村のゴミ焼却プラントの操業数もここ10年で半減以下となった。
併せてゴミの絶対量減少も進み、分別にも市民が慣れてきたが、一般ゴミでは処理機械の進歩に合わせて分別の簡便化を指向してさらに改良が続く。
2013年6月27日 早稲田サロン6月例会を開催
6月度のサロンは元商社勤務でエジプトには通算10年超滞在された田中英雄さんに、世界の船舶輸送に大きな利便性をもたらした日本のプロジェクト、スエズ運河大改修工事の経緯を解説頂いた。
エジプトと英仏(主に仏)とが計画したスエズ運河改修の発表前から、1960年には日本は国力をかけて工事関係者を募って参入計画書の作成からしゅんせつ船建造と運び入れに取り組み受注に成功した。
途中、長期の中東戦争による工事中断などを経て、20年近い期間で改修を3期工事までの全ての受注をとり、1980年に完成させた。通行料は今日もエジプトの財政を支えている。
改善なったスエズ運河は世界の海運業界に、通行能力の飛躍的向上(大型船舶通行可能化と193kmの通過時間短縮)を提供した。
2013年4月25日 早稲田サロン4月例会を開催
4月度早稲田サロンを開催しました。今回は西村泰治さんの担当で、嘗て重工会社勤務中に経験された、中東地域への海水淡水化設備を中心に日本製プラントの売り込みと設置稼働にまつわる苦心談を、プロジェクター写真を交えてお話し頂きました。
当時現地で使用した衣装も持参され頭部にかぶるなど、昔に還りリアルな実話に時の経つのを忘れる愉快なひと時でした。
2013年3月28日 早稲田サロン3月例会を開催
3月度の逗葉稲門会早稲田サロン模様。今回は元早稲響の一員であった尾藤峯夫さんに、校歌「都の西北」の謎と称して早大125周年に向けた数十人規模の各音楽部卒業生共同プロジェト(校歌研究会)の数年前の成果DVDに解説頂いた。
日本初の近代的洋式楽曲の校歌、都の西北がこれ程までに親しまれ歌われるのかの謎が、坪内逍遥監修・島村抱月詩・東儀鉄笛曲の制作者達の苦心と世界に向けた傑作校歌作りの魂を知る一夜であった。
2013年2月28日 早稲田サロン2月例会を開催
大塚陽久さんが今回の担当。題して江戸時代の定年後…と興味深い。当時の武士、町人の生活振りや隠居後の充実した人生を紹介。
貝原益軒や小林一茶あるいは伊能忠敬など、平均寿命が30歳半ばであった当時に俗世間で活躍した、突出した長寿且つ話題の多い著名人達の話題に参加者は寛ぎ、議論風発。愉快なひと時を過ごしました。
2012年11月22日 早稲田サロン11月例会を開催
11月度の逗葉稲門会早稲田サロンは11月22日(木)に開催した。
議題は例年この時期にご説明願う嘗ての名選手・中山昴さんに、来年初の1月2日と3日に往路と復路を予定の箱根駅伝について講演を頂いた。
早大がどの程度の実力か、出場の19大学と関東学連選抜の1チームを合わせた20チームの中で何位位に位置付けられるか等を予測できないものか?強豪は駒大・東洋大・青学それに明治と日体大と言える。
秋に戦いを終えている伊勢全日本大学駅伝選手権と出雲全日本大学選抜駅伝の2つの大会結果や関連の予選会の成績を細かく分析するも容易には推定しきれないとのお話しながら、大変参考になった。
我々逗葉稲門会としては、早大の選手層は本年は薄くなっているとはいえ、せめて1月2日(水)の往路の好成績(往路優勝?)を期待したい。
続いて既に始まっているラグビーについて、早大のラガーであった庄司和義さんに話を伺った。逗葉稲門会は近時の好敵手の明治大学と早稲田大学の試合を国立競技場に12月2日に見に行くが、本年の活躍が著しい筑波大学や帝京大学を交えた混戦が予想される。これまた、どこまで全力を出し切れるか試合をしてみなければ分からない情勢である。
2012年10月25日 早稲田サロン10月例会を開催
10月度早稲田サロンは再び講師役によるテーマ談義を行いました。題して日本の女性について村松さんが嘗て台湾で講演した内容に沿ったもので、弥生時代、縄文時代の女性主導のお話から現代まで広範囲に亘りました。
概要は年末の逗葉稲門会レビュー誌に掲載予定です。
また、宇佐美盛爾幹事が関西に転居後まもなくご挨拶に見えました。氏は数年前に入会直後、逗葉稲門会に歌謡の会の新設や歌謡場所を提案され、さらには東逗子のプロ女性歌手が居るカラオケ酒場も紹介されました。
これを機に時の須賀会長ほか数人で歌謡クラブを立ち上げました。
2012年9月27日 早稲田サロン9月例会を開催
9月度の早稲田サロンは9月27日(木)、18号台風が関東沖合いを通過する中、12名の会員が恒例の逗子新宿会館2階の会議室に集まり、魚平さんのおいしい食事をしながら討議しました。
今回は輪番講師による講演と談話を止めて、幾つかの任意のテーマを提案者が説明し皆で関連討議をするサロン形式で進めました。
始めに蓬田さんによる電気自動車各種の特質とエネルギー課題との関連、続いて嘗てのラガー庄司さんによる早稲田チームの置かれているレベルと競合のお話し、更には船木さんが聴講したばかりの元通産事務次官の講演の要旨を披露して貰い、CO2削減に影響が及ぶ危惧のある問題や革新的エネルギー戦略課題を、そして最後は高梨による現在の早稲田大学校友会のトピックスおよび尖閣諸島など日本周辺領海と歴史も絡んだ近隣諸国との経過と解釈をやや深めた一夜でした。